コーヒーや紅茶、エナジードリンクなど、私たちの生活に身近なカフェイン。仕事や勉強の集中力アップ、眠気覚ましなど、さまざまな効果で多くの人に愛されています。しかし、カフェインを日常的に摂取していると、体はその状態に慣れてしまい、カフェインがないと頭痛などの離脱症状が現れることがあります。
この記事では、カフェイン断ちによる頭痛の原因と、症状を和らげる対処法について詳しく解説します。さらに、頭痛を防ぐためのカフェイン断ちのコツや、頭痛がひどい場合の対処法も紹介します。
カフェイン断ちやってみた!頭痛はどうだった?【実体験】

筆者が実際にカフェイン断ちをやってみた結果、3日目〜5日目くらいに頭痛が発生しました。
ズキズキとした痛みでしたが、個人的には耐えられないような痛みではありませんでした。痛みも2〜3日でなくなりますし、それほど気にする必要はない気がします。
それよりも、カフェイン断ちが難しいのは、集中力の低下だと思います。集中力の低下に対する対処法は、以下の記事でご紹介しておりますので参考にしてください。
カフェイン断ちによる頭痛のメカニズム

カフェインには、脳内のアデノシンという神経伝達物質の働きを阻害する作用があります。アデノシンは眠気を誘発する物質なので、カフェインを摂取することで眠気を感じにくくなり、集中力や覚醒状態を維持することができます。
しかし、カフェインを摂取し続けると、脳内のアデノシン受容体の数が変化し、カフェインがない状態ではアデノシンの作用が過剰になり、頭痛などの離脱症状が現れます。
カフェイン断ちの禁断症状

カフェイン断ちをした場合の禁断症状は、カフェイン摂取を中止してから12~24時間後に始まり、数日間続くことがあります。症状としては、以下のようなものが挙げられます。
- ズキズキするような頭痛
- 頭全体が締め付けられるような頭痛
- 首筋や肩の痛み
- 吐き気
- 疲労感
- 集中力低下
- イライラ
頭痛の対処法
カフェイン断ちをした時に発生する頭痛は、以下の方法で症状を和らげることができます。
- 水分補給をする
カフェインには利尿作用があり、脱水症状を引き起こすことがあります。脱水症状は頭痛の原因となるため、こまめに水分補給を行いましょう。 - 睡眠をしっかりとる
睡眠不足は頭痛の原因となるため、十分な睡眠時間を確保しましょう。 - 軽い運動をする
軽い運動は血行を促進し、頭痛を和らげる効果があります。 - 市販の頭痛薬を服用する
頭痛がひどい場合は、市販の頭痛薬を服用することで痛みが消失します。ただし、頭痛薬にはカフェインが含まれている場合が多いので、カフェイン断ちは中断ということになります。
頭痛を防ぐためのコツ

カフェイン断ちをした場合に発生する頭痛を防ぐためには、以下の点に注意しましょう。
- カフェインの摂取量を徐々に減らす
いきなりカフェインを完全に断つのではなく、徐々に摂取量を減らしていくことで、離脱症状を抑えることができます。 - カフェインレスの飲料を選ぶ
コーヒーや紅茶の代わりに、カフェインレスの飲料を選びましょう。
まとめ
カフェイン断ちによる頭痛は、カフェイン摂取を中止することで起こる離脱症状の一つです。症状は数日間で自然に治癒しますが、水分補給、睡眠、運動などの対処法で和らげることができます。頭痛を防ぐためには、カフェインの摂取量を徐々に減らしていくことや、カフェインレスの飲料を選ぶことが大切です。
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